君とうさぎと新生活 僕のあの娘は動物が好きで ペットショップをはしごして やっとお眼鏡にかなうような ファジーロップを見つけたんだ それで僕らはうさぎを連れて ボロい車に乗り込んで 途中何度も迷いながら このアパートに たどり着いた 射し込む西日の光さえ きれいで 笑うあの娘の優しい声に 僕は静かな恋をして どもりながら想いを告げた あの日から「今日」は始まったんだ 日課になった散歩の帰り 木陰で甘いキスをした 一緒に知った いろんなこと 昔のことを 思い出した ずっと ずっと守るよ 暗闇の中でも 白む空の下 うさぎも目を覚まして 僕のあの娘は朝が弱くて 渋い紅茶を飲み干して 僕とうさぎを見比べて 幸せそうに微笑むんだ それで僕まで嬉しくなって そっとあの娘に寄り添って 新しい日々の匂いを 今さらみたいに感じるんだ 僕はあの娘が本当に好きで きっとあの娘も同じで そんなあの娘と うさぎも一緒 いつまでだって いれたらいいな