言葉にならない。
神なんていないのか、くそったれ、と悪態をつきたい気持ちをぐっと抑えつつ、天に祈りを捧げた。
やはりと言うべきか、いつものチームではなかった。何気ない判断ミスの積み重ねから失点、攻撃も単発で得点の匂いがまるでせず、負けて当然という試合展開だった。
2年前の宿題は不合格だった。こうなると俄然相手の方に分がある気になってくるけれど、幸いなことに自力で(ほぼ)残留を決める目はまだ残っている。何より、我々には天から見守ってくれるかけがえのない仲間がいる。
今こそ12年前を思い出そう。9年前でもいい。勝つしかない最終節、その戦いを制した先に明るい未来はきっと待っている。
死力を尽くして天命を待とう。