湘南1-2神戸

王者はやっぱり強かった。まあ、もったいないロストをはじめとしてミスも散見されたものの、正味3ヶ月で積み上げてきたものは垣間見えたように感じるので、次こそは雪辱を果たせるように日々を大切にしていくしかない。

開幕5戦負けなしは上々の出来ではあったけれど、てっぺんを取るために落としていい試合などない。そのあたりをまざまざと見せつけられた現実を受け入れて、また地に足を付けてやっていくしかない。

ルヴァンカップのメンバー選考がどうなるかわからないけれど、悔いの残らないようベストを尽くしてほしいと思うし(去年も同じようなこと書いた気がする)、まだまだチームとしての底上げが必要なのは間違いない。それを成し遂げた先にこそ、最高の瞬間は待っている。

今一度、ベルマーレここにあり、という芯のある戦いを期待したい。相性の良し悪しとかデータ的なことはいったん忘れて、遮二無二やり切る姿で感動させてほしい。さあ、次こそは笑おうぜ。

『ルックバック』を観た

アマプラで。

原作は原作で圧倒的な画力というか漫画力に度肝を抜かれたものだったけれど、映像化されてもやっぱりすごかった。

2人の友情がなかなかに得難いものに映って、観ていて胸を締め付けられること多々。1時間にも満たない尺でここまでのものを作り上げるとは、何ともはや。

繰り返し観ることでまた新たな魅力が発見できそうなので、頃合いを見てリピートしようかな。

色々なことに思い悩む人類の肩をそっと押してくれる良作だと思う。是非。

FC東京0-0湘南

まさに死闘だった。チャンスの数では相手に分があったので引き分けは悪くない結果にも思えるけれど、上を目指すためには数少ないチャンスを確実に仕留める強かさがまだ足りない感がある。

ともかくも5戦負けなし。勝って浮上できるかどうか、昨シーズン手も足も出なかった相手を迎えて重要な試金石になる。雌伏の時はもう終わりだ。次こそは。

横浜FM1-1湘南

疲労の色が濃かったのは予想どおりだった。

まあ、苦手の相手に追いついてドローは結果としては悪くない。ただ、数少ないチャンスを活かしきるためにベストを尽くせるかどうかで言えば、満足できる90分ではなかったことも確かではある。

アウェイでの厳しい戦いは続く。連勝記録についてはまた一から積み上げていけばいい。まだまだ高みを目指して、継続していきましょう。

湘南2-1浦和

失点してからは苦しい展開が続いた。ただ、最後の際でやらせないこと、割り切れるところは割り切ることを驚くほど徹底できていて、本当に粘り強いチームの姿は感動的なものがあった。残留争い渦中に見せがちな火事場の馬鹿力的なものが初手から出せているのは日々の練習の賜物だと思うし、マネージメントの素晴らしさだとも思う。

クラブ史上初のJ1開幕3連勝、そして単独首位。浮かれたい気持ちは山々だけれど、地に足を付けて一歩一歩登っていくまで。さあ、まだまだ行きましょう。さらなる歓喜の継続を。

C大阪1-2湘南

完全にノーチャンスだった失点シーンを除けば、攻守にパーフェクトと言っていい好ゲームだったと思う。2点ともに美しいゴールだったところに端的に表れているように、大人のサッカーができているというか、見ていてワクワクすることこの上ない試合運びで、内容に結果が伴っているのは本当に素晴らしい。

J1での開幕連勝は27年ぶりらしい。また一つ歴史を塗り替えて、さらなる継続を。

湘南1-0鹿島

新シーズン、最高の船出になった。

福田翔生がとにかくスーパーで、攻守に文句の付けようがない躍動ぶり。懸念材料だった田中聡の抜けた穴も、しっかり組織で埋めることができていたと思う。まさにチーム一丸、全力でやり切ったことが報われて本当に嬉しい。

いざ下克上、次節は開幕戦から大爆発の難敵の本拠地に乗り込むことになるけれど、相手に取って不足なし。今年の湘南は一味違うというところを存分に見せつけて、久方ぶりの開幕連勝を。

神戸3-0湘南

文句の付けようがないほどの完敗だった。まあ、この一戦に賭けるものは文字どおり段違いだったわけで、そんな相手の凄みに飲まれてしまうのも無理のないことではあるけれど、やはり悔しいものは悔しい。一矢報いることすらかなわない今の実力を謙虚に受け止めて、粛々とやっていくしかない。

山田直輝や阿部浩之といった、重要な役割を果たしてきたベテランがチームを離れることや、地味にではあるけれど大岩一貴の連続得点記録が途絶えたことも、転換期に入ったことを端的に示しているように思える。これまで蒔いてきた種をどう育て、どう結果に繋げていくか。来季はきっと真価を問われるシーズンになると思う。月並みな表現ではあるけれど、今日見せつけられた力の差を追いつき追い越していくための戦いはもう始まっている。来季は一つでも多く喜びたいし、より見晴らしのいい場所に立ちたい。ベルマーレここにあり、と誰もが唸るような、堂々たる姿を見せてほしい。

ヴィッセル神戸の関係者各位(特に齊藤未月)におめでとうと、来シーズンこそは見てろよの一言を添えて雑文の締めくくりとしたい。マジで見てろよ……!!

湘南2-3横浜FM

何とも評価の難しい試合になってしまった。

鈴木章斗と福田翔生の2人が二桁の大台に乗せたのは大きな収穫だったけれど、本当にわずかな気の緩みが致命傷になってしまった。

無敗記録も途切れてしまったけれど、また一から積み上げていくしかないし、しっかり来期に繋げられる最終節にしないといけない。個人的に大岩一貴の年一が勝敗を分ける気がしているけれど、果たしてどうなるか。今節で課題は出尽くしたと信じたい。終わり良ければ何とやらなので、何とかなるといいな。

『ぼくとパパ、約束の週末』を観た

劇場で。

1人で映画館とか10年強ぶりだろうか。

公式サイトの「ハートフルな感動作!」というキャッチが、嘘は言ってないんだけどギリギリどうかというか、自閉症児(グレーゾーン含む)を持つ親としては胸が痛くてきついシーンもちらほらというか。

ただまあ、実際のスタジアム映像をふんだんに使った観戦シーンは一サッカーファンとして心が震えるというか、ワクワクして非常に良かった。

主人公ジェイソンの、ゆっくりなんだけれどしっかりと成長していく様の再現度も高くて、子役の上手さが光る良作でもある。

公式にも載っているしネタバレにはならないと思うので書くと、「俺たちの戦いはこれからだ!」的な終わり方もまた味があるというか、より明るい未来を予感させてくれて良かった。

やはり劇場での臨場感はなかなか得がたいものがあると思うので、育児に悩むパパもママも、それ以外の人も、公開中に足を運ぶといいんじゃないかな。

個人的にジェイソンの生きづらさの鮮烈な描写に心は痛んだけれど、それでもここ数年で観た映画の中では上位に入る程度にはおすすめできるかな。

円盤も楽しみ(すっかり買う気でいる)。