東京NB2-1C大阪L
痺れる逆転劇だった。後半になって先制されるも、猶本光のPKで同点、さらにATに逆転。最後までしっかり守って、最多記録を更新した観客の前で理想的な勝利と相成った。
菅野奏音が相変わらずチームの心臓として替えの効かない役割を果たしていたのがとにかく印象的で、ミスも皆無ではなかったものの、いたるところに顔を出す献身性は目を見張るものがあった。
小気味よいパス回しが幾度も繰り返される中、今季加入の塩越柚歩がうまくその輪に入れていないというか、消える時間も少なくなかった印象だったけれど、最後の最後で決勝ゴールを決めるあたり、さすがは代表選手というか、意地を見せてもらった感がある。
1位との勝ち点差もまだまだあるけれど、こうやって粘り強い戦いを続けていければ活路も見出せるはず。引き続き、観る者を魅了する素晴らしいサッカーを見せてほしい。

福岡1-0湘南
幕切れはあっけなかった。アカデミー育ちの選手に決勝点のPKを決められての敗戦は今季のうまくいかなさを象徴しているようで、何とも言えない気持ちになった。
ここ数試合、獅子奮迅の活躍を見せていた真田幸太の果敢なチャレンジが被弾に繋がるのであればそれはもう誰を責めても仕方のないことで、ただここまで勝てない、攻撃に手数をかけすぎる、最近やっと改善してきたけれど守備もガタガタという悲惨な状況をもたらした元凶は絶対に潰さなければ明るい未来には繋がらない。たとえそれがどんな功労者であっても、かつての象徴のような存在だとしても。
ともかくも降格は決まってしまった。残り3試合、できる限り多くの種を蒔き、それが芽吹く春を待つことしかできないので、チームには今度こそ一丸になって取り組んでもらいたい。
ホーム新潟戦、長距離移動の翌日で辛さはあるけれど、一つの答えを確認するためにも馳せ参じる所存。何としても、最後の意地を見せてほしい。
湘南1-1京都
後半戦のここまでではベストバウトに数えてもいいと思う。それぐらい選手たちは死に物狂いで戦っていた。ただ、1人少ない相手に追加点を奪うどころか終盤に追いつかれるのは本当にツキがないというか、負の連鎖を断ち切るまではいけなかったのが何とも言えず歯がゆい。
戦いはまだ続く。次こそ。
『劇場版総集編 ガールズバンドクライ 青春狂想曲』を観てきた
友人の誘いで。
尺の関係上、見せ場の一つである楽曲パートがショートバージョンになっているのが若干の不完全燃焼感を醸してしまってはいたけれど、一本の映画としてはよくまとまっていてたいへん良かった。智ちゃんのキャラが特にツボって、帰り際に寄ったポップアップストアでグッズ(アクキー)を買ってしまった。我ながらチョロいな。
来月公開の後編も楽しみになった。生きていればこんなふうにいいこともある。まだまだ生き抜こう。
湘南0-1東京V
湘南的には、残り5試合は全勝して、なおかつ直上の2チームがコケてくれることを祈るしかなくなってしまった。
最終結果がどうであれ、全員でやり切ったと胸を張れる次節以降としてほしい。
何がどうなろうと愛するクラブは変えられないし、少しでも好転することを祈るしかない。願わくは、次の1.5シーズンに輝きを放つ布石を一つでも多く打てるように。
横浜FC1-0湘南
何とも受け入れがたい結果になってしまった。
相当に厳しくなったことは否定できないけれど、まだ可能性がゼロになったわけではない。諦めの悪いことには定評がある湘南サポの中でも、特に諦めの悪さだけは人一倍という自負があるので、とにかく信じ続けたい。
最後まで信じて良かったと思わせてほしい。今のベルマーレに望むのはそれだけだ。
湘南1-2川崎
何としても結果が欲しかっただけに、残念という以外の言葉が浮かばない。
真田幸太が予想以上に良かったとか、舘幸希の執念のゴールとか、前向きな要素もある。目を覚ますのに時間はかかったけれど、遅すぎることはないはずだ。
次節、順位の近い相手を直接叩く千載一遇のチャンスとポジティブに捉えたい。15戦未勝利という長いトンネルを抜け出す絶好の機会だ。DAZNの画面越しに声援を送ることしかできないけれど、今度という今度は、笑顔でファイナルホイッスルを聞くベルマーレイレブンを目に焼き付けたい。
名古屋3-1湘南
突き詰めが足りない印象を強く持った。守備の崩壊は万人が認めるところなのでまあいいとして(いや全然良くない)、数的有利になってからの決して短くない時間を自らふいにしてしまうような攻撃面での策のなさが、観ていて何とも辛い気持ちになってしまう。
息つく間もなく迎える中2日の次節、リカバリー以外にできることはたかが知れているかもしれないけれど、それでも精一杯の意地を見せられるかどうかが未来の明暗を分ける。苦手の知将相手ではあるけれど、勝利以外は求めない。今度こそ、すべてを賭して必勝を。
鹿島3-0湘南
あまりに惨めな敗戦だった。
どのチームからも、後半にギアを上げていけば攻略できる相手と見透かされているようで、現にそういう対策をさらに上回っていくような手を打てないのが何とも苦しい。
これで白星から遠ざかること13試合。嵩む失点を個人の責任に帰結させるのは本質的ではないように思えるので、具体的な名前を出して批判することはしないけれど、神は細部に宿るとはよく言ったもので(過去にも書いた気がするな)、ワンプレー、ボール一つに対する執着心で相手を凌駕できていたかというと少なからず疑問符が付く。
残り9試合、死に物狂いでやり切った先に光明があると信じることしかできないけれど、最後まで信じられるチームであってほしい。
くよくよしていても仕方ない。反省すべきは反省しつつ、前を向いて、次こそは。
湘南4-5G大阪
あと一歩、届かなかった。ヒューマンエラーから数的不利に陥りつつも前半ATにリードを2点に広げ、あとはゲームコントロール次第というところだったのだけれど、後半立ち上がりのイージーな連続失点といい、終盤のクリアミスからの5失点目といい、ことごとく悪い方に転んでしまうのが良くない雰囲気を醸し出している。
ただまあ、最終盤のゴールで得失点差のダウンを最小限に抑えたところや、二田理央・小田裕太郎という取ってほしい選手に得点が生まれた点については、前向きな材料として確実に次に繋げていかなければいけない。
次戦、(ルヴァンを挟んで)開幕戦で快勝した鹿島の本拠地に乗り込むことになる。ずいぶん差をつけられてしまったけれど、このまま終わるベルマーレではないと信じているし、上位を次々に食ってやるという心意気を見せてほしい。
次こそ。