WBC2023優勝に寄せて

何だかんだ、(途中から/途中までという試合もあったとはいえ)全試合を観た初の大会になった。

五輪の金も素晴らしかったけれど、やはりメジャーリーガーひしめく今大会を制した価値はまた違うものがあるのだろうな、というのは素人目にもよくわかる。

とにかく熱い戦いの連続で、ろくに観たことのない身としても存分に楽しませてもらった。選手・スタッフには心からお疲れ様と言いたい。

野球、試合に時間はかかるけれど面白いなと改めて思った。そのうち生観戦とか行ってみようかな。

福岡2-1湘南

追いつかれた時点で負けに等しい流れになってしまった。

チャンスをうまく生かせないままトーンダウンして、そのまま相手を勢いづかせてしまう展開が多いのも気になる。目指している方向性は間違っていないはずだけれど、神は細部に宿るわけで、わずかなギャップが何とももどかしい。

次戦、ここまで勝ちがないのが逆に不気味な感もあるガンバ大阪を迎えることになった。今日とは逆に、ホームの圧倒的なサポートがあって初めて勝利を手繰り寄せる、綱渡りの一戦になることと思う。個人的には今季初参戦、子連れ&友人同行の7Gではあるけれど、後悔の残らないよう全力で後押ししたい。

湘南0-2京都

せわしない戦いになった。

前半は速攻が目的化してしまった嫌いがあって、互いに攻めあぐねた。後半からは相手の方が明確に目的を持って仕掛けてきたのもあるけれど、ちょっといただけない拙攻の連続で万事休す。自滅という表現がよく似合う敗戦となってしまった。

結果論ではあるけれど、ハーフタイムに交代の一手(タリク→山下で高さを出して約束事を整理するとか)が打てていればまた違ったのだろうけれど、終わってしまったことは仕方ない。最後に振り返ったとき、今日のゲームがシーズンワーストだったと思えるぐらいでないと上を目指してはいけないだろう。

平岡大陽がいよいよ覚醒しつつあるとか、山下敬大の戦術理解度が上がってきているように見えるとか、得るものもあったと思うので、次に繋げていくしかない。

これで勝敗は±0になったけれど、次節で正の方向に向かうか負の方向に向かうかでは雲泥の差があるだろう。とにかく愚直にやりきるしかない。日々の積み重ねがうまくいくことを祈りつつ来週を待ちたい。

川崎1-1湘南

まさに痛み分けという感があった。

返す返すも前半いい流れの中で決めきれなかったのが惜しまれるけれど、上昇気流に乗れる下地は整ってきたかなと思う。

幸い新戦力・復帰組がクオリティを底上げする好循環ができているので、切り替えやすさはあるのかなとも思える。

ここで足踏みをしないのが強いチームの条件になる。しっかり積み上げていきましょう。