上田岳弘「太陽」を読んだ

なかなか得がたい読書体験だった。

荒唐無稽と言うほかない舞台設定も、文章の上手さで納得させられてしまうというか、ねじ伏せられる感覚が読後しばらく経っても鮮明で、何というか勉強になった。

併録の「惑星」もじっくり楽しみたい。その次は積ん読の中から、久々にラノベでも読んでみようかな。

湘南2-1広島

前半のゴール取り消しで気持ちを切らさなかったことがすべてだったと思う。

がむしゃらに前へ前へと邁進していくイレブンの姿は本当に胸を打たれたし、報われて良かったという安堵感もある。こういうゲームが観たくてサッカーファンをやっているというか、サポーター冥利に尽きる、会心の首位撃破だった。DAZN観戦でも伝わってきた熱の入りよう、実にあっぱれ。

暫定とはいえ順位は13位までジャンプアップ。もう二度と、下は向かない。まずはさらなる連勝の継続と、一つでも上を目指すための全力を。

東京V0-2湘南

後半序盤の追加点がなければ、どう転ぶかわからない展開だった。紙一重という感じではあったけれど、チャンスを確実に仕留める強かさが出せたのは間違いなく成長の賜物で、ここに至ってなお伸びしろを感じさせるチーム力に唸らされた。

とはいえ、まだ何かが決まったわけでもない。2週間のインターバルがあって迎える次節、対するは絶好調の首位。相手の勢いをいなし、逆に食ってやるぐらいの意気込みを見せてほしいし、それができれば自ずと未来は切り開ける。

伸び伸びと、でも綿密に、湘南らしさの溢れる好ゲームを期待したい。何としても、連勝の継続と、さらなる高みを目指す熱戦を。