湘南1-1神戸

まさしく総力戦だった。

富居大樹のアクシデント、残り数分は大岩一貴がゴールマウスを守るという稀に見るスクランブルも、何とか凌ぎきってのドロー。返す返すもあのPKさえなければと悔やむ気持ちもありつつ、絶好調の首位を幾度も脅かした手応えはなかなかに得難いものだったのではないかとも思う。

先制ゴールのシーンを筆頭に、質の高い攻撃を組み立てることができていた。守ってはスーパーセーブ連発の富居を筆頭に粘り強さが出せていた。ここにきてようやく、やりたいサッカーがやれるようになった感触がある。もちろん時期的にいくら何でも遅いだろう、という問題はあるし、総括も必要になるけれど、上を目指していくためには必要な雌伏の時だったのだと考えれば、少しだけ気持ちも楽になる。

連勝ストップも無敗は継続、次節は優勝の可能性が潰えた名古屋をホームに迎えることになる。中途半端な立ち位置がかえって難しく感じもするけれど、ここまでの流れをキープできればどことだって互角以上にやり合えるはず。引き続き、チームを信じて歓喜の瞬間を待ちたい。

京都0-1湘南

終盤の割り切った放り込みは恐怖だった。耐え忍んだ選手を心から讃えたいし、ブレずに貫いて結果にも繋げだしているコーチングスタッフの頑張りにも感謝したい。

待ちに待った連勝だけれど、まだまだ戦いは続く。次は絶好調の首位相手とあって厳しい試合になることはまず間違いないので、いかに粘りを見せられるか。

ラスト5試合の煽り動画、残り全部勝つ、という決意表明がひときわ目を引く。有言実行、やってもらおうじゃないですか。

東京Vvs大分(1-0)を観てきた

娘を連れて。

ベレーザからの流れでヴェルディも推し始めた娘、本日3回目の参戦にして初の生勝利となった。

試合前は入場待機列にギリギリ並ぶぐらいのタイミングで到着し、キックターゲットとかふわふわ(ビニール製の巨大なテント状遊具の床がビーチマットみたいになっていてぴょんぴょん跳ねられるやつ)とかプラズマカーとかの催しを満喫した後、スタグルを買って着席。娘チョイスの座席、ちょうど爆心地の端近くで立ち見率が高かったけれど座ったままでもまあまあ観られた。

試合は前半早々に先制し、相手に退場者が出るも攻めあぐねて追加点は奪えず、しかし失点もせずそのまま終了と相成った。

OB選手が多い(梅崎司と坂圭祐がスタメンだった)大分目線でつい見てしまったのだけれど、数的不利でも焦れることなくしっかり守り、攻めては安易に蹴ることなく愚直に繋いで何度か相手ゴールを脅かしていた下平トリニータに好感を持った。今年の昇格レースはだいぶ厳しくなった感があるけれど、継続と進化に期待したい。

ヴェルディも着実に勝ち点を積み重ね、昇格が現実的な目標になりつつある。来年J1で当たれるように、我が軍も頑張っていかなくてはね。

勝利の凱歌はどこも良い

C大阪0-2湘南

先制するまではハラハラしっぱなしだった。特に前半は相手の拙攻に助けられた感が強く、肝を冷やしたシーンは枚挙に暇がない。

それでも勝ち点3を掴み取り、久々に降格圏を脱することができたのは、死力を尽くした選手たちへのサッカーの神様からのご褒美に思えた。

言うまでもなく今日の出来を一つのスタンダードにしていかなければいけないし、まだ何一つ安心できる要素はない。少し間が空くけれど、締めるべきところはしっかり締めて、必ずや今季初の連勝を、そしてさらに上の景色を見せてほしい。

札幌0-1湘南

最後までどうなるかわからなかった。特に序盤のバタバタした中で失点せずに済んだのは僥倖と言うほかなく、勝ちに不思議の勝ちありとはよく言ったものだけれど、まあとにかくクリーンシートで勝ち点3を持ち帰れたことを素直に喜びたい。

久々にチームが一つになっているのを感じる熱戦だった。今日のパフォーマンスが持続できさえすれば、そんなに心配はいらないんじゃないかな。

上にプレッシャーを与える意味でも大きい勝利だったけれど、次も難敵であることに変わりはない。個人的にも友人らと久々の現地、それも聖地国立。過去に類を見ないぐらいの強力な後押しで、何としても連勝をもぎ取りましょう。

湘南2-2鹿島

痛み分けと呼ぶほかない結果になった。

片や残留争いのライバルとの差を詰められないままのドロー、片や優勝争いに踏みとどまるには痛すぎるドロー。立場こそ違え、一様に憮然とした選手たちの表情がすべてを物語っていた。

まあそこは、諦めの悪さに関しては定評のある湘南ベルマーレサポーターなので、白黒どちらにせよはっきりするまでファイティングポーズは解かないつもりでいる。連勝が必要なら連勝を、全勝しなきゃいけないなら全勝を、現実的な目標として日々努力できる選手が揃っているはずだし、あとはいかにマネジメントするかだけだとも思っている。残り8試合、いかに湘南ベルマーレの矜持を示せるか。最後まで信じて見守りたい。

湘南0-1浦和

終わってみれば必然の負けだった。

失点シーンは不運もあった。とはいえ攻撃のアイディアで素人の想像を超えてくるシーンがほぼ皆無なあたり、いよいよ擁護も難しくなってくるところで、日頃のトレーニングでは何をしているのかと疑問に思ってしまう。

力の限り戦っていた選手たちを責める気にはならない。それなら誰がどう責任を取るのか。クラブにまだ残っているはずの良心の発露を信じたい。

G大阪2-1湘南

前半はハイライトしか観ていないけれど。

守備時に相手と同数か数的不利になるシーンが目立つのが気になる。たまたま今節が悪かったとかではなく今シーズンずっとこの調子なので、対応力に疑問符を付けざるを得ない。

それでも意地でもぎ取った1ゴールは、今後に向けてかけがえのない価値を生むはず。

次も難敵を迎えることになるけれど、やられっぱなしでいられるわけがない。必ずや雪辱を。

新潟2-2湘南

やはりと言うか、簡単にはいかなかった。

前半2点を先行しながらも、念願の最下位脱出はかなわず。ただまあ、交代でギアを上げられない原因はどこにあるのかとか、自らを省みることで上向く材料もありそうなので(ウチに高木善朗はいないという現実とは向き合わないとだけれど)、立ち止まることなく次に向けてしっかり準備してほしい。

次節も雪辱に燃える難敵との対戦になる。親族の結婚式でリアタイではほとんど観られないことが確定しているけれど、心はそばに。好ゲームを期待していますよ。

湘南1-0広島

まさに薄氷の勝利だった。

夏加入の新戦力がことごとくフィットして、いい意味で吹っ切れた戦い方ができていた。それでも再三にわたってチャンスを作られてしまうあたり、まだまだ改善点も多そうに思える。ただまあ、勝てばよかろうなのであって、ここからV字回復を期していきたいところ。

新エースは俺だと言わんばかりの、大橋の頼もしさが光った試合だった。さて、今からでも遅いことは何もない。着実に積み上げていこうじゃないですか。