湘南4-4浦和

壮絶な打ち合いだった。

グスタフソンを押し下げられているうちはうまく回っていたのだけれど、限られた試合時間の中でしっかりアジャストして死角を突いてくるところはさすがに百戦錬磨という感がある。

再三リードを奪いながら勝ち切れなかっただけに後悔は募るけれど、去年までならなすすべなく逆転されていただろう展開を土俵際で踏みとどまれたのは好材料とも言える。まあ、ここから着実に積み上げていけば良かろう。

次は目下絶好調な相手になるけれど、この死闘を糧にして、何としても勝ち点をもぎ取りたい。期待していますよ。

福岡1-1湘南

互いに良さを出しつつ、最後の一手が決まらず。何というか痛み分けという感もあるけれど、マイボールのときにワクワクする感覚は今まであまりなかったもので、今後に向けてポジティブな印象を与えてくれた。

相手ディフェンスのやりたい(であろう)コンパクトな守備をさせなかったところはスカウティングの妙と見えた。詳しいことはよくわからないけれど、敵を攪乱する巧さを要所で見せてくれたのは好材料だと思う。

切り替えて次、しっかり勝ち切れるかどうかでは雲泥の差だと思うので、まずはしっかりいい準備をしていきたいところ。

新しい景色、約束どおり見せてもらいますよ。

京都1-2湘南

なかなか落ち着かない試合だったけれど、しっかりと準備してきたものを出しきれたと思う。

相手に比べて交代でうまくギアを上げられた印象があって、何というか総力戦を制することができたのも嬉しい。

フィニッシュの精度がもう少し上がればもっと楽になるので、日頃から怠らずに継続していければまだまだ知らない景色を見られるはず。

さらなる高みへ、駆け上がっていきましょう。

湘南1-2川崎

可能性は感じられる一戦だった。その可能性を活かすも殺すも自分たち次第だと思うので、浮き足立つことなくどっしり構えてやっていけば活路はあるはず。

カードの多さは気になったけれど、まあ真剣にやり切ったことの表れでもあると思うので、気に病む必要はないかな。

次節は因縁深い相手になるけれど、堂々と戦って勝利したい。皆が口を揃えて言う、今季は残留争い云々を言わせないという覚悟の証、しかと見せてもらおうじゃないですか。

TOYO TIRES CUP2024(日本5-0タイ)を観てきた

今回はソロで。

この年にして初めての代表戦だった。イギリス・スペインでプレーする面々を呼べない中、主力級と当落線上の選手をミックスしたような布陣でスタート。タイベンチ寄りの席(福袋付きシート)で観ていたので前半こちらに向かって攻める代表を観られたのだけれど、スコアレスのままハーフタイムに。後半、堂安らを投入したとたん攻撃が活性化されたのを目の当たりにして、やっぱり個の力って大事なんだなと当たり前のことを再認識するなどした。

タイも時折鋭いカウンターを仕掛けてきたりして、ポテンシャルは感じられたけれど、日本の組織的な守備が光った。さすがにレベルの差があったか。

何だかんだたくさん点も入ったし楽しめた試合だった。欲を言えば我らが遠藤航の成長した姿も見たかったけれど、まあそれはまたの機会に取っておくことにする。

アジア杯もキックオフ時間を考えるとがっつり観られそうで楽しみ。サッカー的にもいい年にしましょう。

無難に勝利
福袋の中身はこんな感じ

湘南0-1FC東京

あと一歩、ここ数試合は継続して出せていた圧を出しきれなかった。状況が状況だけに、どうにも仕方がない感はあったけれど、終盤の勢いは今後に繋がるとは思う。

来季に向け、まずはストーブリーグの動向が気になるところではある。台所事情が厳しいなりにベストを尽くしてほしいし、さらに高みを目指していかなければいけない。引き続き頑張っていきましょう。

J1昇格プレーオフ決勝(東京V1-1清水)を観てきた

娘(ヴェルディ推し)を連れて。

先制された時点で厳しい雰囲気が蔓延していたけれど、何が起こるかわからないのが一発勝負の怖いところで。

出かける前に、娘に2009年最終節の話をしていた。たとえ先に失点しても諦めない、最後まで信じて応援しよう……と、まさしくそんな感じの試合展開だったけれど、貫き通す執念を見せてくれたヴェルディイレブンに拍手を送りたい。

とはいえ、来年はライバルとして確実に叩かないといけない相手であることに変わりはない。正々堂々、いいゲームをしましょう。

夕暮れに響く凱歌

横浜FC0-1湘南

終盤は本当に綱渡りという感じだった。よく焦れずに耐え忍んだと思うし、素直に嬉しい。

シーズン前に思い描いた立ち位置ではないけれど、最低限のノルマは達成した。ラスト1試合、消化試合をただの消化試合で過ごすことなく、来季のさらなる飛躍に繋げてくれることを願ってやまない。

まだまだここから。慢心することなく、まずは今シーズン有終の美を飾りましょう。

湘南2-1名古屋

1点を返されてからはかなり苦しかった。それでも、中盤戦まで散見されたイージーな失点がなくなっただけでもストレスは劇的に減っていて、何というか楽しさが戻ってきた感がある。

負傷離脱の富居大樹と入れ替わるように戻ってきたソンボムグンがとにかくスーパーで、彼を見るだけでもチケット代の価値があると思わせてくれるのは営業的にもプラスなんでないかな。

次節、直接対決で叩くことができれば残留は決まる。最低限のミッションになるけれど、確実に仕留めるしかない。必ずや、総力で勝利を。

湘南1-1神戸

まさしく総力戦だった。

富居大樹のアクシデント、残り数分は大岩一貴がゴールマウスを守るという稀に見るスクランブルも、何とか凌ぎきってのドロー。返す返すもあのPKさえなければと悔やむ気持ちもありつつ、絶好調の首位を幾度も脅かした手応えはなかなかに得難いものだったのではないかとも思う。

先制ゴールのシーンを筆頭に、質の高い攻撃を組み立てることができていた。守ってはスーパーセーブ連発の富居を筆頭に粘り強さが出せていた。ここにきてようやく、やりたいサッカーがやれるようになった感触がある。もちろん時期的にいくら何でも遅いだろう、という問題はあるし、総括も必要になるけれど、上を目指していくためには必要な雌伏の時だったのだと考えれば、少しだけ気持ちも楽になる。

連勝ストップも無敗は継続、次節は優勝の可能性が潰えた名古屋をホームに迎えることになる。中途半端な立ち位置がかえって難しく感じもするけれど、ここまでの流れをキープできればどことだって互角以上にやり合えるはず。引き続き、チームを信じて歓喜の瞬間を待ちたい。