家族3人で。
遠井さんシリーズは娘が観ている横でぼちぼち観ていたのだけれど、テンポが良くギャグのキレもいいので好印象を抱いていた。
YouTubeでは数分の動画で瞬発力を見せているところ、映画の方は持久走として無理なく仕上げた監督の手腕が見事だなと感じつつ鑑賞した。
しかしまあ、青春がテーマの作品には弱い。
高校の3年間という多感な時期を男子校で過ごしたこともあって、特に高校生の青春の描写にはめっぽう弱い。そのときめきがどんなに些細なものであれ、自分には成し得なかった青春の圧倒的な素晴らしさが心に来てしまうのだ。
本作もギャグアニメとはいえ、タイトルどおり青春を満喫するシーンがけっこうあって、またそれがもたらしたものの大きさ(ネタバレになるので詳しくは割愛)がけっこうすごくて、泣けるシーンでは思わずウルッときてしまった。
鬼滅の大記録には遠く及ばないにせよ、ぼちぼちヒットしている本作、映像効果も含めた没入感で言えば是非とも劇場での鑑賞をおすすめしたいところ。大人でも十分すぎるほど面白いし、いい映画だと思うので。