湘南1-0清水

最低限、借りは返せたと思う。前節に引き続き、走力で相手を上回っての迫力満点の攻めが何度も見られて、特に現地組は胸を打たれたこと大だっただろうと思う。まだ最終節が残っているけれど、ホームで意地を見せるというミッションは達成できたので、最後ぐらいは伸び伸びとやってもらえれば文句はないかな、と思う。

役員人事が発表されて、会長・社長が代わることが決定した。一つの時代の終わりを感じるけれど、次の時代はきっと輝かしいものになると信じている。

まずは来年からの1.5シーズン、二度と戻ってくんなよとブーイングを浴びせられるぐらいの強さを見せてもらえればと思う。簡単にいかないこともあるとは思うけれど、図太く堂々と戦い抜いてほしい。

さあ、湘南の矜持を今一度。新たな航海はもう始まっている。締まっていこう。

『アルジャーノンに花束を』を読んだ

主に通退勤の電車でちびちびと読んでいたら読破に3ヶ月ぐらいかかってしまった。

とにかく人物描写が克明で、主人公チャーリイのフラッシュバックする数々の記憶が痛みを伴って心に響いてきて、読むたび辛かったのだけれど、読み切らなければ、という使命感のようなものを感じて読み進めていった。

歴史に残る名作と称されるだけあって、心に残る読書体験だったと思う。電書はちょいちょいセールもしているので、タイミングの合う方は是非。

『劇場版総集編 ガールズバンドクライ【後編】 なぁ、未来。』を観てきた

再び友人と。

ここのところメンタル不調(主に反芻思考と呼ばれるらしい症状)に陥りがちで、チケットをどうするかギリギリまで迷いはしたけれど、前日の時点で回復の兆しが見えたので友人に席確保を依頼。結果、ほぼほぼフラットな気持ちで楽しむことができた。

中年になった今、一言で感想を述べるなら、青春の輝きが眩しい、という一点に尽きるのだけれど、恋愛要素がフィーチャーされているわけでもない(というより皆無に等しい)作品でこの感想が出てくるのは自分でも新鮮な驚きがあった。

新作映画の製作も発表され、また楽しみなことが増えた。楽しいことを享受できる喜びを胸に、できるだけ平穏に日々を過ごしたい。

湘南5-2新潟

まさに憑き物が落ちたかのような戦いぶりだった。アイディア豊富に攻め続けて立て続けの得点、有機的な繋がり、人もボールも躍動するサッカー。色々な形容ができるけれど、見たかったものをやっと見せてもらえたと思う。失点は(1点目のPK含め)ノーチャンスとして、試合運びも実に良かった。

残念ながら風邪気味で参戦は見送らざるを得なかったけれど、降格が決まってなおこんなにも心動かされるゲームを見せてもらえるというのは、いい意味で驚きだった。

ストーブリーグは厳しいものになるかもしれないけれど、再びのし上がるためにも惜しみなくサポートを続けたいと素直に思わされた。今日の観客もきっと同じ気持ちでスタジアムを後にしたのだと思う。ともかくも、今日の最大の収穫はそこに尽きるだろう。

ラスト2試合、また少しずつでも未来に繋がる輝きを見せてほしいと切に願う。

東京NB2-1C大阪L

痺れる逆転劇だった。後半になって先制されるも、猶本光のPKで同点、さらにATに逆転。最後までしっかり守って、最多記録を更新した観客の前で理想的な勝利と相成った。

菅野奏音が相変わらずチームの心臓として替えの効かない役割を果たしていたのがとにかく印象的で、ミスも皆無ではなかったものの、いたるところに顔を出す献身性は目を見張るものがあった。

小気味よいパス回しが幾度も繰り返される中、今季加入の塩越柚歩がうまくその輪に入れていないというか、消える時間も少なくなかった印象だったけれど、最後の最後で決勝ゴールを決めるあたり、さすがは代表選手というか、意地を見せてもらった感がある。

1位との勝ち点差もまだまだあるけれど、こうやって粘り強い戦いを続けていければ活路も見出せるはず。引き続き、観る者を魅了する素晴らしいサッカーを見せてほしい。

小学生向け企画をサポートする選手たち