C大阪0-2湘南

先制するまではハラハラしっぱなしだった。特に前半は相手の拙攻に助けられた感が強く、肝を冷やしたシーンは枚挙に暇がない。

それでも勝ち点3を掴み取り、久々に降格圏を脱することができたのは、死力を尽くした選手たちへのサッカーの神様からのご褒美に思えた。

言うまでもなく今日の出来を一つのスタンダードにしていかなければいけないし、まだ何一つ安心できる要素はない。少し間が空くけれど、締めるべきところはしっかり締めて、必ずや今季初の連勝を、そしてさらに上の景色を見せてほしい。

湘南0-2川崎

子連れの友人と現地だった。娘も行く予定だったけれど翻意して味スタに行ってしまった(ベレーザからの流れでヴェルディも推している)のでこちらは1人。まあ、X(旧Twitter)で譲渡先があっさり見つかったのはまだしも良かった。

国立開催、ホームゲームでは歴代最多の入場者。ウォーミングアップ開始からゴール裏はよく声が出ていて、メインスタンドで観ていた我々も手拍子中心にしっかり後押しはできていて、雰囲気としては最高に近いものが体現できたんじゃないかと思う。それだけに、前半のピッチに蔓延していたフワッとした空気感は受け入れがたいものがあるし、後半のパーフェクトな守備を思うともったいないの一言に尽きる。

まあ、ともかくも点が取れなかったのは事実で、センターラインがしっかり締まったときの川崎はさすがに強かった。次節以降も負けられない戦いが続くけれど、次こそは上に追いつき追い越す飛躍のきっかけを掴みたい。

今日はこのへんから

新人賞で一行コメントが載った

こちら(作品名「フローズン」)。

応募総数がどんなもんか公表されていないのでわからないけれど、このページに載るということはまずまずいい線いってたということになるのではなかろうか。

元々ハヤカワの賞に出して一次も通らなかった作品をリライトしたのだけれど、そこまで全面書き換えではなかったことを考えると、やはり出版社との相性の良し悪しが大きいのではないかという気がする。

ともかく、今回の一件で俄然、小説執筆のモチベーションがアップした。ぼちぼち無理のない程度に頑張っていきたい。

原宿に行ってきた

家族3人で。

ぱちしゅうのげーむ屋さんというYouTubeチャンネルがあって、娘が好きでよく観ている。そのポップアップストアが原宿で開かれていて、しかも税込み8000円以上購入すると中の人との交流イベントに参加できるという。当然のように娘は行きたがるわけで、まあ夏休みに習い事の合宿を発熱でキャンセルしていた(お金も浮いた)分の埋め合わせも兼ねて、ということで、初日に無事、整理券をゲットしておいた。

今日が待ちに待ったイベント当日ということで、早めに昼食を済ませて電車で原宿へ。個人的にラフォーレ原宿とかアウェイもいいところではあったけれど、まあ娘が喜んでいたので良しとする。

巨大パネルがお出迎え

イベントはぱちしゅう・しえるの2人がカーテンで仕切られたスペース内で待ち構えていて、たっぷり1分間、話したりサインをもらったり握手したりしてもらえるサービスぶりで、これは参加した子供にとっては一生の思い出になるのだろうなと思った。娘、緊張しつつも大興奮。身につけていたTシャツやキーホルダーにも触れられて、とても嬉しそうにしていた。

イベント終了後は竹下通りを歩き、数年前にHIKAKINとかがネタにしていたうんちアイスをたべたりスクイーズ専門店で買い物したりして、夕方のうちに帰宅した。

昨日も義両親ともども父の墓参り(→六本木ヒルズ)に行ってきたのでだいぶ疲れたけれど、娘的には充実した連休になったようで何より。いよいよかけ算九九も習い始める2学期、まずは無事に切り抜けられるよう願ってやまない。父ちゃんも仕事頑張るから、頑張ってちょうだいね。

札幌0-1湘南

最後までどうなるかわからなかった。特に序盤のバタバタした中で失点せずに済んだのは僥倖と言うほかなく、勝ちに不思議の勝ちありとはよく言ったものだけれど、まあとにかくクリーンシートで勝ち点3を持ち帰れたことを素直に喜びたい。

久々にチームが一つになっているのを感じる熱戦だった。今日のパフォーマンスが持続できさえすれば、そんなに心配はいらないんじゃないかな。

上にプレッシャーを与える意味でも大きい勝利だったけれど、次も難敵であることに変わりはない。個人的にも友人らと久々の現地、それも聖地国立。過去に類を見ないぐらいの強力な後押しで、何としても連勝をもぎ取りましょう。

国立科学博物館に行ってきた

あと上野の森美術館(Cygames展開催中)。

地元の友人と大学の後輩と3人で集まってどこか行こうという話になり、互いの中間地点に近い(後輩は千葉在住)上野で落ち合うことに。企画展(海展)の入場制限がないことを確認し、わりとふらっと初めての科博に。結果、常設展も含め(というかこっちの方が時間を取られ)がっつり4時間ほども費やしてしまった。まあ、心地よい疲労感というか、見始めると文字どおり時間を忘れて見入ってしまう魅力が満載で、あっという間の4時間だったと感じる。

道中でこれまたふらっとCygames展に立ち寄った後、徒歩で秋葉原へ。個人的には10年ぶりぐらいだった気がするけれど、いい意味でゴミゴミしているというか、あの街の好きな雰囲気がそのままだったのは非常に良かった。

上野~秋葉原間でバーガーキングに寄って遅めの昼食(おやつ時)を採った以外はほとんど歩き詰めだったけれど、体力ゲージはまだ切れていないあたり、やればできるという実感も伴っていて地味に嬉しかったりする。幸い障害者手帳が取れた関係で都営交通乗り放題+主要な博物館・美術館も行き放題になったので、ぼちぼち楽しめるようにしたい。

ペコリーヌ可愛い
アキバでミクフィギュア展をやっていた

湘南2-2鹿島

痛み分けと呼ぶほかない結果になった。

片や残留争いのライバルとの差を詰められないままのドロー、片や優勝争いに踏みとどまるには痛すぎるドロー。立場こそ違え、一様に憮然とした選手たちの表情がすべてを物語っていた。

まあそこは、諦めの悪さに関しては定評のある湘南ベルマーレサポーターなので、白黒どちらにせよはっきりするまでファイティングポーズは解かないつもりでいる。連勝が必要なら連勝を、全勝しなきゃいけないなら全勝を、現実的な目標として日々努力できる選手が揃っているはずだし、あとはいかにマネジメントするかだけだとも思っている。残り8試合、いかに湘南ベルマーレの矜持を示せるか。最後まで信じて見守りたい。

スペシャルマンはいつだって僕のヒーローだった

キン消しの話。

幼少期、まだ練馬区光が丘にショッピングセンターIMAができるよりも前の時代、町内にはテントやプレハブが立ち並ぶ小さな商店街のような場所があった。

幼稚園に入るかどうかぐらいの僕はある日、母に連れられてそこに足を運んだ。

出かける前に、店に並んでいるおもちゃを欲しがってはいけないと釘を差されたのを今でも覚えている。たまには母のしたい買い物をゆっくりさせてやらなければいけないと、子供心に思ったような気もする。でも、そんな決心はもろくも崩れ去ることになった。

立ち並ぶテントの一つに、子供受けを狙ってかたくさんのおもちゃを店先に吊り下げて飾っているところがあった。その中に、当時大流行していた「キン消し」(キン肉マン消しゴム)があるのを見た瞬間、僕はそれが欲しくてたまらなくなった。

あれが欲しいと、ひたすらに泣き叫んだ。母は困っていた。騒ぎを聞きつけて駆けつけた店員のお兄さんは、快くその青いキン消しを釣ったテグスを切って、それを小さな僕に手渡してくれた。

そのときの嬉しさと感謝の気持ちは、40年近くが経った今でも忘れていない。

そして、そのときのキン消しこそ、タイトルにもあるスペシャルマンだった。

スペシャルマンと言えば、多分相棒カナディアンマンと並んでキン肉マン史上最弱と称される超人だ。作中での扱いは酷いもんで、未だに勝利すら描かれたことがないらしい。友人に好きな超人はスペシャルマンだと打ち明けて失笑を買った経験もある。それでも、大好きな、大切なキン消しのスペシャルマンは、僕にとって最高のヒーローであり続けたし、これからもずっとそうだと確信している。

スペシャルマンのキン消しは、今でも実家の物置に眠っている。自己満足に過ぎないだろうけれど、娘がもう少し大きくなったら父の宝物に触れさせてやりたいと思う。

『プロジェクト・ヘイル・メアリー』を読んだ

新調したKindleで。

各所で大絶賛されているだけあって、めちゃくちゃ面白かった。

大半は過去パート(回想というか何というか)と現在パートを行き来するような格好で進んでいくのだけれど、張り巡らされた伏線の回収が見事すぎて脳内麻薬がドパドパ出るのを感じた。

科学的なことはよくわからないながらも、読み進めるごとに面白さが増していって、ページを繰る手が止まらなくなる。希有な読書体験をさせてもらった。

わりと真剣に、これを一生読まずに過ごすのは人生ちょっと損してますよと肩を叩いて回りたくなるレベルの傑作だった。進行中という映画化も楽しみ。

夏休みということもあって読書が捗った。あとは仕事の期間中もコンスタントに読める心の余裕を持ちたいところ。

プロジェクト・ヘイル・メアリー(上)

湘南0-1浦和

終わってみれば必然の負けだった。

失点シーンは不運もあった。とはいえ攻撃のアイディアで素人の想像を超えてくるシーンがほぼ皆無なあたり、いよいよ擁護も難しくなってくるところで、日頃のトレーニングでは何をしているのかと疑問に思ってしまう。

力の限り戦っていた選手たちを責める気にはならない。それなら誰がどう責任を取るのか。クラブにまだ残っているはずの良心の発露を信じたい。