Stilform Arcがやって来た

ドイツStilform社の製品。

日本でクラウドファンディングを何度かやって、軌道に乗ったところで一般販売が開始されたという流れ(だったと思う)なのだけれど、クラファン最安値のほぼ倍するのはちょっと……と二の足を踏んでいたところ、本社直販がだいぶ安く、さらに期間限定クーポンとかもあってまあまあ納得できる値段(9000円切るぐらい)で手に入る機会があったので、思い切って購入した。

当初はチタンモデルが欲しいと思っていたのだけれど、まあ軽すぎても取り回しが良くないかと思い直し、アルミニウムモデル(青)を注文。ちょうど10日で到着した。

パッケージと送り状
キャップをしたところ
キャップを外したところ

マグネットでくっつくキャップの付け外しが予想以上に気持ち良く、加工精度も堅牢性も「一生物」の名にふさわしい逸品だと思う。

アルマイト加工もやがては擦れて小傷がついたりするのかもしれないけれど、まあそれも味ということで。

入っているリフィルは国内販売のない商品のものらしいけれど、入手が容易なジュースアップ(書き味最高)のリフィルも使えるのでまったく問題ない。試しに手持ちのものと入れ替えてみたけれど、ブレなど一切なし。素晴らしい。

そういえばリフィル交換は軸の尾の部分(書くときにキャップをポストできる部分)を回して外す方式なのだけれど、めちゃくちゃ固く締まっていて最初は外すのに苦労した。付属の袋でがっちり掴んで回したら何とかなったけれど、ここは加工が精密すぎるゆえの弊害だろうか。

とりあえず、ちょっと改まった書き物などを中心に、大事に使っていきたい。

ブレン2+Sを先行入手したのでインプレ #ブレンアンバサダー

基本的にpilot信者なのだけれど、ブレン(単色)はカッチリした書き味が気に入っていて時々使っている。

黒・赤の2色にシャープが付いた2+S、月末発売だけれど一部店舗(東急ハンズなど)で先行販売されているという情報はキャッチしていた。そのうち買おうとは思っていたものの、ハンズは普段の行動範囲外だし、値引きもないし……と思っていたところ、予想外に世界堂本店でも(しっかり2割引で!)売られているのを見かけ、迷わず購入。

発売済みの3C(3色)のレビューで、「ブレンだけれど少しブレる」という声がちらほら聞こえていたので、2+Sの試筆品でも確かめてみたところ、確かにペン先に微妙なガタつきを感じた。ただこのあたりは個体差もあるらしく、並んでいる商品を1本ずつ触り、指先でリフィルを揺らしてみた感じ、ほとんど揺れが気にならない個体を見つけたので、それをレジへ持って行った。

基本的な作りはよくある廉価な多機能ペンそのもので、デザイン的にも尖ったところはない。けれど、実際使ってみると細かく考えられた構造が快適な書き心地を実現していて、多機能ペンを使っているという感覚を忘れさせてくれる。これはかなり気に入った。

2+1で十分という人なら、普段使いに1本は持っておいて損はないと思う。ただ、上にも書いたけれどブレに関しては個体差がけっこうあるので、使い心地にこだわりたいなら店頭で選んでの購入をお勧めする。

「上がり」のシャープペンを手に入れた

腱鞘炎が辛い。

教員の職業病というやつで、授業レジュメに書き込むメモやら何やらで書き物をする機会が多いことによっている。

長時間続けて作業すると利き手は悲鳴を上げる、でも中途半端なところでやめるわけにも……というジレンマが往々にしてあって、結果、悪化の一途を辿っていた。

これまで数限りない筆記具を試してきた。

シャープペン。油性ボールペン。フリクションボール……いずれも短時間なら「いける!」となるのに、しばらく使い続けると手首や指や、どこかしらが痛み始める。ここしばらくは木製グリップのフリクションに落ち着いていたけれど、それも騙し騙しという感じだった。

そんなわけで、このペンにもこれといって期待はしていなかった。

どちらかといえば、贔屓チームへのスポンサードに感謝してのお布施という意味合いが強かったぐらいだ。

PILOT・ドクターグリップエース。

筆圧をかけると芯が沈み込んで折れることを回避する「アクティブサスペンション」が搭載された、ドクターグリップシリーズの最新作だ。

アクティブサスペンション自体はモーグルエアーという別のシャープですでに導入されていたものの、こちらはグリップ性が今ひとつだったりしてあまり好みではなかった。

一方、このドクターグリップエース。

硬めながら手によく馴染むグリップ、手が落ち着く太さ、適度な低重心と、書きやすい筆記具の特徴をいくつも兼ね備えている。

そして何より、書くときの安定性。

構造上、どうしても芯はブレる。けれどもそれは不快なブレではないというか、少なくとも狙ったとおりに書けないというストレスに直結するものではなく、過分な筆圧だけを受け流しつつ、自分のリズムでペン先を動かせる安心感を与えてくれている。

昨日の夜から仕事に使ってみて、そのポテンシャルの高さに少なからず驚いている。何より、今まで書き物を長くした後には必ず右手を襲っていたあの嫌な疲労感や痛みが、(13kg近い娘を抱っこし続けた疲れを除けば)ほとんど感じられない。

これはすごい。すごいものに巡り会ってしまった。

文具好きは俗に、収集癖に終止符を打った文具のことを指して「上がり」と称したりする。

まだ確言はできないけれど、ドクターグリップエースは僕にとって「上がり」のシャープペンになるかもしれない。

……で、そこで問題になるのが、PILOTの商品入れ替わりサイクルの早さ。

せっかくここまで自分にマッチするペンに出会えたのに、不人気→廃盤となってしまってはあまりに悲しい。

そんなわけで、とりあえず3本ほど予備を買い足した。

さらに使い続けて確信が持てたら、もう数本追加しよう。

ドクターグリップエース、まじおすすめです。こんな長文ここまで読んだなら買っておしまいよ!

7万円の遣い道

zoom飲みはとても楽しかった。日付が変わる前には切り上げて寝に入るつもりが、つい長引いて結局布団に入ったのは2時……。

まあしかし、こうして何歳になっても他愛のない話に花を咲かせられる友人がいるのは喜ばしいことだと思う。

閑話休題。

定額給付金は夫婦で7万円ずつを取り分とすることになった(残りは子供の世話疲れで店屋物が増えたりして高騰した食費の補填に充てる方向)。

現金なので急いで遣う理由もないかなとは思いつつ、ついあれこれと食指が動いて、すでに2万円ぐらいは電子書籍やら子供に薦めたい本やら何やらに注ぎ込んでいたりする。

さて、問題は残金でこれを買うかどうか……。

PILOTのフラッグシップ万年筆、カスタム845

万年筆は仕事のメモ書きその他でそれなりにヘビーに使っていて、さらにいいものを持ちたいという思いは前々からあった。

スペック的にも、これで「上がり」となる公算はきわめて大きい。素材的には一生物だろうし、ごてごてとした装飾は好みではないので。

ただ、貴重な臨時収入を丸々溶かすのには抵抗もあり……。

とはいえ楽天で4万円ちょっとまで値下がり中+ポイントも10%還元という破格のセールが開催中だったりもして……。

このタイミングで経済を回すのが使途としては正しいのだろうけれど、どうしたものか。

なかなか結論が出ないままでいる。