『ボス・ベイビー ファミリー・ミッション』を観てきた

妻子と姪と4人で。

前作にも増して全力投球のドタバタコメディなのだけれど、要所要所でシリアスに締めるべきところはしっかり締めていたり、ラストは泣かせるシーンもあったり、2時間弱というなかなかの尺を短く感じさせる怪作だった。

トイレに行きたいという姪と早めに出たのでエンドロール後に何かあったとしたら見逃したことになるのだけれど、まあそこは後日観直すときの楽しみにしておこう。

娘と姪は今日もたくさん食べ、ゲームコーナーでたくさん遊び、満足げな顔で帰路についていた。感染状況的にまたしばらく我慢の日々かという気はするけれど、また次回も楽しく遊びましょうね。

そんな感じで新年の挨拶もしそびれたまま約1月ぶりの更新と相成った弊ブログですけれども、今年もどうぞよしなに。

『シン・ゴジラ』を観た

今さらながらアマプラで。

小学生の頃、ゴジラが大好きだった。

キングギドラあたりからハマり、本を買ってもらったりTVの番組とかもマメにチェックしたり。当時は色々条件が合わなくて旧作は観られなかったけれど、本を熟読した結果、一通りあらすじが空で言えるぐらいだった。

そんなノスタルジーを抱きつつ、悪い評判をまったく聞かない今作はなぜか今まで観ないままだった。劇場公開時に娘が乳児期で大変だったとか諸々事情はあったのだけれど、やっぱり酒の肴程度の観方ではいけないという妙な使命感みたいなものがあって、期が熟するのを待っていた感じだった。そして今日。娘を幼稚園に送り届け、昼食も済ませて、歯医者に出るまでの時間が3時間弱。久方ぶりの完全な自由時間、このタイミングしかないと思ってFire TVを立ち上げた。

抱いていたノスタルジーは見事に打ち砕かれた。本当に、ただの一つとして作り物臭さがないのだ。思い出の中のゴジラは、それこそ空を飛ぶときのピアノ線をはじめとする特撮ならではの道具立てがあって、そのへんはそういうものと割り切りながら楽しむものと相場が決まっていたのに。まあ、最近の戦隊シリーズとかチラ見するだけでも技術の進歩は目覚ましいのだけれど、ここまでとは、と唸らずにいられなかった。

音質の問題もあって、細かいセリフの伏線とかはあまり気にせず、純粋にアクションを楽しむ格好になったのだけれど、とても良かった。いずれ観直したい映画リストに入れておこう。

今頃になってお勧めしたところで、弊ブログをお読みの各位におかれましてはとっくに履修済みだろうとは拝察されますけれども、もし未見なら是非とも。アマプラなら無料ですよ。まったくすごい時代だ。

映画「トロピカル~ジュ!プリキュア 雪のプリンセスと奇跡の指輪」を観てきた

家族3人で。

7時前に起こされてぐったりしつつ。

最近娘のプリキュア熱が冷めてきていて録画も貯まる一方なのだけれど、それはそれとして映画は楽しんでいた。ドタバタギャグが好きなようで、ハトプリとの共演も良かった模様。

ストーリーも(毎度のことながら地元を離れる間ヤラネイダーどうすんのとか思うところはありつつ)よくできていて、何より主題歌が雰囲気に合っていて素晴らしいエンディングだった。多分円盤買うなこれ。

映画の後は昼食を済ませて軽く買い物。いつもの流れだと有料プレイスペースに行くところなのだけれど、今日は百均で買ったシャボン玉を遊びたい気持ちが勝っていたらしく、公園に行きたいと言い出す娘。

映画館のある大型ショッピングモールから前の家まで徒歩圏内で、周囲に公園もたくさんあるので、3箇所ほどハシゴして遊んできた。赤子時代以来の公園では長い滑り台をめちゃくちゃ気に入って何度も滑ったり、色々満喫していたのだけれど、雲行きが怪しくなってきたので早めに撤収した。帰りのバスもジャストタイミングで、何とか体力ゲージが空になる前に帰ってこられた。

また行きたいとせがまれたので、遠からず再訪の予定。次も楽しく遊びましょうね。

「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」を観てきた(ネタバレなし)

エヴァンゲリオンと出会ったのは中3の頃だった。

本放送は僕が中2のときにやっていて、1年遅れで友達の家でビデオを観させてもらった(世代の違う人たちからするとピンとこないことだろうと思うけれど、このへん同い年でもリアルタイムでシンジたちの年齢という経験をした人とそうでない人の間にはなかなか埋めがたい差があるように感じる)。凡庸な中学生には大した考察もできなかったけれど、とにかく皆と熱く語り合ったし、限られた小遣いでグッズも買い漁った。旧劇場版も友達と観に行ったし、受験勉強と同じぐらいエヴァに時間も費やしたように思う。

大人になってからも、何だかんだエヴァのグッズはちょいちょい買っていたし、もちろん新劇場版も全部観たし、この四半世紀にわたってエヴァとの縁が切れたことはなかったように思う。わかりやすくはないかもしれないけれど、きっと創作にも影響が出ていただろうと思う。というか、僕の中にはいつもどこか世の終末を思い続けている節があって、それは紛れもなくエヴァを観て育ったからこそのものだと思う。それは一種、病のようなものであって、エヴァンゲリオンの物語が終焉を迎えるそのときまで治ることはない、そんな気がしていた。

それで結局、シンエヴァを観たことで病は癒えたのか、というと、まだよくわからないというのが正直なところだ。けれど、少なくとも僕の中で何かが動き出したような感覚はあって、今までよりもっと明るい未来を見据えていけそうな、そういう感触が芽生えたことを自覚している。

新世紀エヴァンゲリオンを愛するすべての人が、幸せになれる作品かどうかはわからない。けれど、少なくとも僕にとっては25年間追い続けた甲斐があったと思える幕引きだったし、迷っているなら早く観ておけと背中を押したい。そういう気持ちにさせられる映画体験だった。

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編を観てきた

家族3人で。

緊急事態宣言下ではあったけれど、娘もTVの続きが気になる(そしてやはりまだちょっと漫画にはピンときていない)ようでずっと観たがっていたので、歯科検診ついでに行けるようにチケットを取って行った。

映画は実に良かった。大人は漫画でストーリーは知っていたのだけれど、TVと比べてもテンポが良く、ストーリーのメリハリもよりはっきりした感じで、間延びした感じがまったくない。何より見せ場の見せ方がめちゃくちゃよくわかっていて、終盤なんか不覚にもウルっとくる程度には引き込まれた。娘もちょっと難しくはあったかもしれないけれど、終始楽しんでいた様子だった。

さすがにTV未視聴の人に勧められるかは微妙なところだけれど、まあ記録ずくめになっているのも頷ける怪作であることは間違いない。円盤も買うか……?

そして原作も、キリまでというつもりで買った10巻ではストーリーのキリが全然良くなくて続きが気になるので、まとめて買うか……。